Take It Easy Our Lady Of The Well Colors Of The Sun I Thought I Was A Child These Days |
Red Neck Friend The Times You've Come Ready Or Not Sing My Songs To Me For Everyman |
発表年: 1973
カタログ番号: Asylum 5067 プロデュース: - |
国内盤: 「フォー・エヴリマン」 WPCR-662
邦題: 「泉の聖母」 (A2), 「幼かった私」(A3), 「青春の日々」 (A5), 「君のきた頃」(B1),「僕の歌を歌っておくれ」 (B4) |
ジャケットデザインは今回も凝ったもので,アーチ型にくりぬかれた外袋から厚手の中袋を取り出すと,その奥の写真が見えるようになっている.奥の写真は,同じ中庭の景色だが中央の椅子にはだれもいない.表の写真にはもちろん,椅子にすわったジャクソン・ブラウンがいる.
この作品からは,バンドにデヴィッド・リンドレーが参加しています.ギターからフィドルからあらゆる弦楽器を,時にこの上なく繊細にまた時に豪快に鳴らすことのできるリンドレーの存在感は,彼が参加した多くの作品中でも本作でもっとも際立っている,と僕は思います.その後の数作でももちろん重要な存在なんだけど,リンドレーだけに注目するなら音楽全体の中になじんでゆく感じがあって,存在感の強烈さでは本作ではないかと.
デビュー作であった前作に比べると,本作ではアルバム全体の流れや統一感に配慮した様子がみられます.そしてその中で最も重要なのは,B面最後に置かれたタイトル曲でしょう.
乱暴に言い切るなら,この後の彼の作品は,このエヴリマンの夢をめぐる闘いの歴史です.
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For Everyman