サイト検索(ウェブディレクトリ)への対策

Yahoo などディレクトリ型の検索サービスへの対策を説明します。まずは充実したサイトを作って、ベストな状態で登録申請することです。

ディレクトリ対策の基礎知識

登録はサイト単位

通常ウェブディレクトリへの登録はサイト単位です。また、同じサイトが複数のカテゴリに載ることは普通ありません。だからサイトのコンセプトや構成が、非常に重要です。

相手は「人」

登録申請をうけて審査をするのは、ウェブディレクトリの場合は機械ではなく人間です。サイトがウェブ文書として人にやさしくできているかどうかが、結果として評価に影響するかもしれません。

チェック事項

ビジネス文書としてまともであること

ここでビジネス文書というのは、人に見てもらうための文書くらいの意味で、実際のテーマはビジネスがらみかどうかは関係ありません。要は自分のサイトがウェブ文書として普通にちゃんとしているということが、ウェブディレクトリに掲載されるための最低条件です。具体的には、以下の点に特に注意すると良いと思います。

中身の充実が第一

ウェブが拡大するとともに、ウェブディレクトリはどこでもサイト総数よりは、紹介するサイトの質を保つことを、より重要視するようになっています。サイトのコンテンツが、少しでもより役に立ったり楽しめたりするものになっていることが大前提です。

ウェブの場合は、基本的に興味のある人が見にくることになります。なので一般的に見て面白いかどうかというのは、実は他の媒体ほどには重要ではないかもしれません。それよりは、他のサイトや媒体で手に入らない情報がここにあるということのほうが、紹介され認知を受ける上でも効果が高いと思います。

サイト構造も大切

中身の充実は当然の前提ですが、ディレクトリの場合はサイト単位の審査となるので、サイト自体がよくまとまったものであることが大切です。

重要な情報があっても、それが目に付きにくい場所にあると、最悪の場合ディレクトリの編集者から見逃され、ふさわしい評価も得られなくなります。見通しの良いサイト構造を作って、どこにどんな情報があるのかがぱっと見でつかめるようにし、重要な情報には簡単にアクセスできるようにしましょう。

また、サイト全体を通じてコンセプトが一貫していることも重要です。個々のページの情報がそれぞれ貴重なものであっても、テーマがばらばらだったり、読者のターゲットがあまりにも違っていたりすると、誰に紹介したら良いものか編集者は困ってしまい、結果的にサイト全体としては高い評価を得づらくなります。

誤字脱字に注意

ロボット型検索の場合は、多少は誤字脱字を含んでいても、それなりのスコアでページを拾ってくれるということはありえます。しかしディレクトリの審査では、そのカテゴリに通じた編集者が実際に目を通します。ひとつやふたつの誤字脱字で優れたサイトをパスさせないということもないでしょうが、あまりにもはなはだしい場合は、サイトのコンテンツそのものの信頼度を失うことになる可能性もあるでしょう。ディレクトリの審査はサイト単位のオールオアナッシングなので、くだらないことで評価を下げるのは避けたいものですね。

テクニカルな注意事項

サイトのビジネス文書以外の側面で注意すべきことをまとめてみます。

META ジャンプタグ・転送ドメインは反則とみなされる!

審査してもらう URL として、単なるスプラッシュページや告知向けの転送ドメインのアドレスを登録申請するのは、ほとんどのディレクトリで禁じ手とされています。

元々はスパム防止のためのルールであるようですが、これはシステム的にチェックが入るようで、悪気のない場合であっても門前払いになり、編集者がサイトを訪れることはありません。

対策としては、告知向けのドメインやスプラッシュページではなく、実際に中身のあるページの URL で登録申請することで、この罠からは逃れることができます。

カテゴリをよく選ぶ

Yahoo の場合もそうですが、ディレクトリへの登録申請は、申請者が希望するカテゴリの担当編集者が評価します。内容的に優れたサイトであっても、ふさわしいカテゴリでないためにパスしないということはありえます。カテゴリは慎重に選びましょう。

自分が希望するカテゴリと、編集者の側で適切と考えるカテゴリは、必ずしも一致しないことも多いようです。何度か申請して登録されないようなときは、カテゴリを変えてみるというのもひとつの手です。

登録までのステップ

ウェブディレクトリ対策の場合、計画どおりにコンテンツが揃ってベストな状態になるまでは、登録申請はしないでサイトの内容充実に努めるのが基本です。

作りかけのサイトを見た編集者に不本意な評価をされるのは、編集者にも悪いし、自分でも損をします。多くのディレクトリでは、スパム的な登録申請を防止するため、一定期間を経過しないと同じサイトの登録申請は無視されるからです。チャンスを無駄にしないためにも、コンテンツが計画どおりに揃ったベストな状態で登録申請し、一発でパスするのを目指すのが良いと思います。

ちなみに編集者から優秀なサイトだと認められると、Yahoo では Cool マークがもらえたり、他のディレクトリでもちょっと目立つ扱いにしてもらえることがあります。こうした場合は同じカテゴリへの掲載でも、集客力がかなり違うと言われています。

その他

怪情報に振り回されないようにしましょう。現在 Yahoo の登録は難しくなったという声を聞きますが、筆者の実感として、中身のしっかりしたサイトからの申請は、そう蹴られることはないと思っています。ウェブのあちこちで Yahoo 対策のあの手この手が語られていますが、中には理解不可能なものも見受けます。闇雲に信じたりしないほうが良いでしょう。

むしろ自分が Yahoo のサーファーになったつもりで、一歩引いた視点から自分のサイトを見てみることも有益なのではないでしょうか。

Links

Yahoo! JAPAN - サイトを推薦する方法

Yahoo! How-to Yahoo! JAPANにサイトを推薦

Yahoo! ヘルプ - サイトの推薦

YAHOO(ヤフー)登録によるアクセス向上大作戦 Yahoo 対策と銘打ったページはそれこそ星の数ほどありますが、そんな中でもこのサイトで紹介している方法は、非常に理にかなったアプローチであると思います。Yahoo 以外のターゲットに関しても通用することの多い、大変参考になるサイトです。


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